今は大型のスーパーマーケットがいたるところにできて買い物が便利になりましたね。
ショッピングモールもたくさんできて、ファッションからスポーツ用品、子供服、家具、楽器等、食器等、そこに行けば何でも買えるので、今では休日はお客でいっぱいです。
自分もよく行きます。
見ているだけで楽しいですよね。
今回は大手のスーパーマーケットでのちょっと前の話なんですが。。。
スーパーのレジ袋が不要な人には購入額から2円を引いてくれるというスーパーでの出来事です。
レジ袋がたくさん溜まっちゃって困るので、これはとてもいい企画ですし、環境管理を考えている企業だと思っていました。
その日、数点の買い物をして、レジに並びました。
自分が次の番になったので、「レジ袋は要りません。2円引きします」と書いてあるカードを備え付けのフックから1枚取って買い物かごに入れて順番を待ちました。
自分の番になって、かごをカウンターに置くと、レジ担当の若い女性はかごの中のカードを取って、カードを備え付けているフックにかけました。
レジ打ちが終わりお金を払っていると、その女性はかごの中にレジ袋を入れたんです。
すぐに「あっ、レジ袋は要りませんから」と言って返しました。
無言で女性はその袋を受け取りました。
後ろに並んでいる人もいたので一旦その場を離れて、レシートを見ると2円引きになってません。
そこで自分はそのレジ担当のところに行って、
「レジ袋は要らないのでカードを入れたんですけど、2円引きになってないようなんですが」
と僕が言うと
「後から言われても困ります」
と、女性が言いました。
「えっ!カードは最初に入れてあったでしょ!」
とちょっと強めに言いました。
すると女性は「カードは入ってませんでした」
と言ってきました。
「そんなはずはないよ、」と自分が言いました。
「入ってなかったので、後から言われてもダメなんです」とその女性が。
「後からって。。。、初めからカードは入れておきました! 2円が欲しくて言ってるんじゃないんですよ。 レジのムダ使いを減らそうという企業姿勢に賛同して、自宅から袋を持ってきているんですよ。
あなたが勘違いしているのに、周りに他のお客さんもいるし、近所の店だから、知り合いだっているかも知れないのに、こちらが悪者呼ばわりをされるなんてとんでもない事です!」
と強く言いました。
とちょっと押し問答になっちゃいました。
そんなときに、隣のレジに並んでいる中年の男性が、自分とレジ担当の女性に向けて
「さっき、レジの人が自分でかごからカードを取って、フックにかけたのを見てましたよ」
と声をかけてくださいました。
そう、そのレジ担当者は自分でカードをフックにかけたのを忘れちゃったんです。
なにか考え事でもしていたんでしょうかね。
その男性の話を聞いて、その女性は謝りもせず、
「2円お返しすればいいですね!」と。
「2円はどうでもいいです。 あなたが感違して迷惑をかけたんですよ。 2円を返せばいいですね、
じゃなくて、他に言うべき事があるでしょ!」と僕はいいました。
続けて、「こちらの方が見ていてくださったからいいけど、もし誰も助け舟を出してくれなかったら、僕が悪いように他の方は思いますよ」と言うと、やっとのそ担当者が「すみません」と小さな声で言いました。
僕はその場を去って、すぐに店長に会って、事の顛末を伝えました。
「レジ袋持参者に2円を割り引くというのは自然環境問の悪化を憂慮するという御社の精神には感服しますが、社員教育については非常に不足しています。」とはっきりと言いました。
店長は「どのレジの担当者でしたか?」と聞くので
「担当者が誰だったとかは言いたくありません。 人に迷惑をかけたら、最初に”申し訳ありません”と謝るという、人間としてあるべき態度がきちんとできていないことを問題にしているんです。」と伝えました。
このスーパーでは、レジ担当者は商品の金額をレジに打ち込む前に、初めにかごからカードを取って、フックにかけてしまっていました。 そして全部の商品金額を打ち込んだ後、最後に2円引きの打ち込みをしていました。 これでは2円引きのことを忘れてしまう担当者もいるでしょう。
「カードをすぐにフックに戻してしまうという事も、間違いがおこる原因ではないですか? カードは最後までかごに入れたままにして、商品金額を全部打ち終わった後に2円引きの処理をしてからカードをフックに戻す、とかに変えたら間違いもなくなるとおもいますよ」と提案をしました。
人に迷惑をかけてしまったら、まず一言「申し訳ありません」と謝罪するのが常識だと改めて思わせる出来事でした。
現在では、2円引きカードの取扱いが変わって、レジ担当者はカードをフックに戻すとすぐに2円引きをレジに打ち込むようになっていました。